2010年3月1日にリニューアルされた国宝館。東京・福岡、仮金堂にいっていた阿修羅を含む八部衆や十大弟子も戻ってきた。国宝館は1959年(昭和34年)に旧食堂・細殿を復原したもので、開館50周年を迎えていた。
興福寺の歴史は火事、再建の繰り返しで、五重搭や東金堂は5回、今再建している中金堂は7回も火事に会ったらしい。勢いのあった頃の興福寺は敷地も広かったようだが、火災により多くの建物はなくなってしまった。火災他から免れた仏像などは古いものが多く興福寺には残っている。
国宝館は”国宝”館と呼ばれるだけあって、国宝が多い。白鳳文化を伝える仏頭、奈良時代の仏像多数、平安時代、鎌倉時代のものもある。お寺の勢いが衰えてきた江戸時代のものは少なかった(なかった?)と思う。仏像以外のものも多いし、仏像の大きさもいろいろバラエティに富んでいる。今までいろんなものがばらばらと置かれているような感じがしたけど、今度のリニューアルは展示の仕方も工夫されているようだし、照明なども暗いなかに仏像が浮き上がるように工夫されていていた。以前に比べて、お宝らしく展示されるようになって、なんか私は嬉しい。ちょっと音楽も流れていたりしてよかったと思う
阿修羅を含む八部衆や十大弟子の展示は、ガラスケースがなくなった。八部衆は一列に並んでいて、後ろは見れないまでも遠くからだと阿修羅の側面の顔が見える。十大弟子も、4体と2体が違う角度に置かれていて、横からとか見える範囲が多い展示になっている。
燈楼、僧玄昉他の法相六層坐像、2001の中金堂の発掘のときに出土した鎮壇具(水晶・真珠他、和同開珎)、焼けた青銅の仏像の手(焼けると仏像ってこんなになるのと思った)、運慶の作ではといわれる鎌倉時代の釈迦如来像の頭部などもあった。
平日だったので入るのに待ち時間とかはなく、すいているとはいえないけど、自由にみてまわれるぐらいの混み具合だった。皆に「また、見たん?」とか言われそうだけど、半年以上前にみたものと1年以上ぶりだったものもあって、飽きるってことは今のところなかった。
国宝館は600円(お土産と映像が見れるコーナーには、無料で入れる。)東金堂との共通券800円が発売されていた。東金堂(単独の入場料は300円)には室町時代の薬師如来、国宝もいくつかある。
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